タグ: 言語過程説
言語表現の過程的構造について(13)
第7回から第12回にかけて、三浦つとむの提唱した言語理論のうち言語表現の過程的構造に関する部分を紹介してきた。 これらをお読みの方にはおわかりのとおり、三浦はある意味では言語過程説の提唱者である時枝誠記の理論を徹底的に批 […]
言語表現の過程的構造について(12)
前回は「ラング」以前の超感性的な概念の存在を疑う説が誤りである根拠をいくつか挙げた。 ソシュールは記号の助けがなければ2つの観念を明確に区別できないことから、「ラング」以前の超感性的な概念は存在しないことを主張した。しか […]
言語表現の過程的構造について(11)
前回は言語表現の過程において言語規範が果す役割について三浦つとむの説を紹介した。 言語表現においては対象・認識・表現がそれぞれ普遍的な面において対応関係を持っている。この対応関係は言語表現のための社会的な約束としてあらか […]
言語表現の過程的構造について(10)
言語と言語規範との関係 前回は言語表現に必要な社会的な約束である言語規範について解説し、私たちが普段使っている辞書に載っているのは言語表現に必要な規範であって言語そのものではないという三浦の説を紹介した。 ところで、言語 […]
言語表現の過程的構造について(9)
前回の「言語の本質」において筆者は言語表現の持つ重要な特徴を三つ挙げた。そのうち今回は「1. 言語の社会的な約束としての言語規範が必要となる」について解説する。「言語の社会的な約束」については第5回において少し触れたが、 […]