言語における客体的表現と主体的表現(2)

前回は絵画・写真と言語との比較から以下の2つの問題について取り上げた。 1. 絵画や写真においては客体的表現と主体的表現という2つの表現が切り離せないものとして統一されている。これに対して言語ではこの2つの表現がどのよう […]

言語における客体的表現と主体的表現(3)

前回は言語の重要な特徴の一つである「客体的表現と主体的表現が分離していること」について解説した。これは絵画や写真など言語以外の表現には見られないもので、言語独特の特徴といってもよいだろう。 前回は三浦つとむの解説を紹介し […]

言語における客体的表現と主体的表現(4)

前回は言語における客体的表現と主体的表現との区別について、江戸時代の国学者鈴木朖、言語過程説の提唱者の時枝誠記、言語学者の三浦つとむの三者の説を取り上げて比較してみた。 鈴木朖は自身の著書の中で「三種の詞」と「てにをは」 […]